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母と頑張ったパーキンソン症候群

母が73歳ぐらいの時に体のこわばりやつまずきがあり、歩いても突っかかっていくように小刻みに歩いて止まらなくなったり、段差のある玄関などで転んだりすることが多くなりました。
内科にずっとかかっていたので主治医に聞いてみると「パーキンソン症候群かな」と言われました。運動機能を調節する脳内のドーパミンの量が減少することで、体が固まり伸びず、つまずいたりして、転倒が起きます。
もともと長く立つ事ができない母だったのでいつも介助していましたが、歩幅が狭くなり小刻みになる時はアッと言うまにつんのめってしまい、焦りました。
始めは私も何が起こっているのかわからず「注意して」と一方的に怒ったりしてしまい、病気と聞き、悪い事をしたと思いました。
そのうちに手の震えも始まり先生に鉛筆をもって名前や丸を書いてごらんと言われ、母は一生懸命書こうと努力していましたが、手先に集中すればするほど名前は書けず、丸もジグザグになっていました。
こんなに書けないんだ、綺麗な字を書いてたのにと思いショックでした。本人は平気な顔をしていましたが、もっと悲しかったと思います。
どこで転ぶかわからないので携帯を持たそうと思っていたのに、手の震えで携帯もやめました。

 

治療は投薬とリハビリでした。ドーパミンの不足分を補い、体や顔の筋肉を固まらない運動を先生が指導してくれました。しかしベット上の生活が多くなり、頻尿になって、ベット横のポータブルトイレの移動がかなりの回数になってきました。
夜は10回以上でしたので、夜間はおむつにしてもらいました。頻尿もパーキンソンの症状と言われ、脳からの指令がないと人の体はスームズに動かないんだとわかりました。
お薬の効果やリハビリのおかげで、母の症状は嬉しい事に悪化することなく、激しい震えもおさまりました。
75歳でベット上の生活が中心になりましたが、普通に会話しジョークも飛ばしたりして明るく過ごせました。良い主治医やリハビリの先生、看護師さん、ヘルパーさん達のおかげです。
パーキンソンもはじめは家族もわからず、むやみに怒ったりしてしまいましたが、先生にいろいろ教わって接し方を学ぶ事がとても大事だと思います。